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子どもが生まれて1ヶ月


毎日が光の速さで駆け抜けていく。


妊娠してからの10ヶ月驚くほど速くて遅かった。

 

そしていつも先が見えない不安に苛まれていた。

 


妊娠した事に気づいた時、嬉しい気持ちとそれ以上にこの事実を喜んで貰えるのかという不安が頭をよぎった。

 


「私妊娠したの」という言葉に対して、彼はどんな顔をするだろう。「まだ早い」と言われてるのだろうか。そんなマイナスなことばかりを想像してた。でも実際は何より喜んでくれて、凄く優しい顔で抱きしめてくれた。

 


それから5ヶ月まで大型一種の免許を取りに行ったり、はじめての妊娠という不安がありながらもあの時は悪阻に耐えながら人一倍頑張らなきゃという焦りもあった。

 


その後どんどん大きくなるお腹を撫でながらの結婚披露宴をしたり、沢山の人にお腹を撫でてもらって、周りの人の笑顔に元気づけられながら7.8ヶ月を乗り切った。

 


9.10ヶ月は兎に角身体に気を使ってたな。

今まで以上に食事制限に十分気を使いながらの体力づくり。朝日を浴びてストレッチから始まって近くのスーパーまで天気の良い日はほぼ毎日40分から1時間ほどの散歩して、体づくりのトレーニング30分、ヨガ30分、寝る前に足湯したり、そんな自己満足で不安を誤魔化してたのだ。

 


出産して1ヶ月たった今妊娠期間のこと忘れかけている自分がいる。

病院で出産前の大きいお腹の妊婦さんを見ると「わあ、大変そう。しんどいだろうな。頑張ってるな。」って思うけどよく考えてみたらわたくし1ヶ月前まで同じ妊婦でしたね。

 


はじめての出産も、なんだか本当に慌ただしくて心が騒がしくて、ホルモンバランス崩れちゃって、てんやわんやだったけど

 


今隣で同じ格好ですやすや寝息を立ててる夫と子どもを見ると10ヶ月乗り切って良かったと思うし、これからも頑張って行こうって思えるから不思議である。

 


先の不安より今この瞬間にどんどん成長していくこの子をしっかりみて、互いに成長できる親子になりたいな。この子が生後1ヶ月という事は同時に私も母親1ヶ月という事で、同じく夫も父親1ヶ月。

 


余裕がなくて怒ってしまったり、悲しくなってしまったり、疲れてしまっても、ちゃんと謝って感謝して笑いながら生きていきたいな。

 


あと何より病院って凄い

 


病院嫌いの私が感動した産婦人科

 


先生も、看護師も、栄養士も、掃除のおばさんも、みんな優しくて神様みたいだった。

 


一人一人の笑顔や言葉に何度も救われたから今この子を抱けているという事は生涯忘れないでしょうね。