11:03 シンデレラボーイ

年が明けてもう4か月が経とうとしている。

毎日駆け抜けている証拠だろうか時はあっという間だ。

 

1月新年あけて約2週間、息子が2歳の誕生日を迎えた。

忘れもしない2歳の誕生日は主人の実家で誕生日のお祝いをして貰い、その日の夕方から夜になり体調が悪くなり救急で病院へ行った。

 

3時間以上の点滴を打ち帰ってきたのは深夜だった。診察の結果「お腹の風邪だね。」と言われ、薬も処方されず息子もだいぶ落ち着き安堵したのもつかの間

 

次の日夫婦揃って緊急搬送

 

救急車に乗った直後から私の記憶はないが酷かった私だけ緊急入院し、主人は点滴と薬を処方され朝方タクシーで家に帰宅していたらしい。

先生が部屋に来て「感染症腸炎ですね。奥さんの方がかなり酷かったので入院です。大体1週間くらいですかね。うんたらかんたら」

 

子どもを置いてきた不安や主人の心配に明け暮れていた時に看護婦さんが優しい言葉をかけてくれた。「これが白衣の天使現象ってやつか・・・」なんて考えながらも何日も大きい窓から外の景色を見ていた。

 

5日でほぼ無理やり退院し、病院に迎えに来てくれた息子はなんだか他人を見るような目つきだったけど抱っこしたら笑顔で「大丈夫?」と話をしてくれた。

 

その後は体調不良もないが、保育園でやっとできたお友達のママが「旦那さんの転勤で引っ越す為保育園移動する。」というニュースには酷く心を揺さぶ差れた。

 

「ママ友」に苦手意識を持ち、必要ないと思っていた私が社会人になり母親にもなって初めてお友達になりたいと思えた人だった。それが結果的にママ友になったのだ。

 

いつも笑顔で女性らしいふわふわした服装、白色や淡い色・チュールやリボンがよく似合い花が好きで、でもお淑やかすぎずハキハキ愛想のいいあの可愛らしいママが引っ越すだとお?

 

その報告をきいた日の夜半泣きで主人に報告したら

「え、きも あ、じゃなくて残念だね・・。」

「え?今きもって言った???は???」

 

大人になってから「友達が欲しい」と思うことも少ないが

「この人と友達になりたい!」と思うことがもっと少ない。

 

人に憧れるような浮ついた気持ちでそれはまるで初恋のようなときめきと不安に似ていて、勇気を出して声を掛けたらびっくりするくらい喜んで友達になってくれた。

この機会が多分一生もののイベントだったと思う。

 

そんな大きな事件が2つ乗り越えた時もう桜が咲きそうな時期になっていた。

 

流行りの曲を耳にして心が追い付かないのも、改めて歌詞を読んでも全く共感できないのも、それは身体だけではなく心も少し大人になったと言うことだろうか。

そう考えると少し安堵する。

 

こらから暑くなる。

いつでも元気な私でいたいね。