5800.春から夏へ

仕事終わりに宇多田ヒカルを聴きながら人を待ってる。吹く風は柔らかくてオフィスの中の匂いを全て剥ぎ取る様に心地いい。

 

心が沈んでいるときは流れる音楽も選ぶ音楽も聴き心地が悪いのに、誰かを思いながら高揚した心で聴く音楽はこんなにも心地がいいんだね。

 

気持ちのいい夜空の下でイヤフォンを耳につけて、世界を区別してから向かう地下鉄なら騒がしくても大丈夫だってね。

 

今は少し時が経って中村一義のウソを暴けを聴きながら満員電車に揉まれてきたよ。
電車から降りたらまた涼しい夜の空の下、髪をかきあげながら好きな男のために夕飯を作る事を考えながら歩く。

 

 

早く帰って言うの「おかえりなさい」って、